住宅のプランを考えるとき、意外に多く見られるのがリビングダイニングの中に配置されているトイレ。家事動線を短くする上では有効です。
狭小住宅などに多く見られがちな間取りな気がしますが、図面上では大丈夫な気がしても、実際住んでみると、困った!と思われる方が多いようです。
というのもやはり、音や臭いが気になりますよね。特に小さなお子様がいらっしゃるご家庭は、トイレの扉を閉めるのが怖いというお子様も結構いらっしゃるので、その時まさに家族が食事中だったり、来客があった時に子供のトイレの世話を扉開けっ放しでしたりするのがとても困るといった状況になります。
ですから、トイレは家事動線をどうしても短くしたいなどの、よっぽどの理由が無い限りリビングダイニングからは見えない場所に配置することが望ましいでしょう。さらに、水回りを纏めるとコストが抑えられるといった点からも良いとは言われますが、脱衣所を通ってトイレに行く間取りも、トイレが家にひとつしか設けられない場合はNGです。
誰かが脱衣所や浴室を使っている時にトイレに行かなければならない状況になりがちです。これも家事動線を考慮したとするとメリットがありますがどうしても気になる人は気になります。
意外にトイレの配置に頭を悩ませる間取り。何十年と過ごす家を快適なものにするためには妥協できない点でもあります。